Project Work
プロジェクトワーク
NTT DOCOMO BUSINESS, Inc. NTTドコモビジネス株式会社
実用的で納得感あるメンタリング手引書の完成により、事務局に新規事業創出を自走できる力が生まれました。
NTTドコモグループでは社員ボトムアップ型 新規事業創出プログラム 「docomo STARTUP」を推進していますが、メンター経験やノウハウが事務局内に蓄積されにくく、メンタリングの質や一貫性に課題がありました。
こうした課題に対し、ベルテクス・パートナーズには、メンター未経験者向けの入門編から、実践的な基本編、さらにメンター育成・マネジメントのための上級編までを含む三部構成の「メンタリング手引書」の制作を支援いただきました。漠然とした構想段階から、私たちの意図を丁寧に汲み取り、具体的かつ現場で使える形へと昇華。手引書の制作支援に留まらず、事務局が自ら成長する、自走型の組織へと進化する機会となりました。その結果、参加チームの成長をより効果的にサポートできる体制が整いました。
- 成果
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- 徹底したヒアリングにより、自分たちの声を反映した納得感の高い、業務現場で即活用できる実用的な手引書が完成。
- 『ノウハウのインストール』と『自走化支援』の方針のもと、高い理解力と言語化力を存分に発揮した支援を実現。
- 全過程において密度あるコミュニケーションを徹底し、事務局の自走型組織の基盤を構築。
クライアントボイス
「docomo STARTUP」は社員ボトムアップ型の新規事業創出プログラムであり、運営事務局の重要な役割の一つが、参加チームの事業化検証を伴走型でサポートすることです。しかし、経験や背景が異なる事務局メンバーが手探りでメンタリングを進める状況が続いており、伴走方法が型化されにくい課題がありました。さらに、外部委託を活用することもあり、ノウハウが社内に蓄積されず、事務局メンバーのスキル向上の機会が少ないという課題を抱えていました。
そこで、ノウハウのインストールと自走化支援を提供価値に掲げるベルテクス・パートナーズにご相談させていただきました。
その結果、メンター未経験者向け入門編から上級編までの三部構成の「メンタリング手引書」を制作していただきました。徹底したヒアリングを通じて、事務局メンバーの意見を反映し、現場で即活用できる実用的な内容に仕上げることができました。

イノベーションセンター
docomo STARTUP事務局
南 愛乃 様
プロジェクトはスムーズかつ安心して進行し、期待を上回る成果が得られました。ベルテクス・パートナーズが示された高い理解力と優れた言語化力、そして惜しみない提案には深く感銘を受けました。クライアントに真摯に向き合う姿勢に触れられたことも、大変貴重な経験となりました。完成した手引書により、メンターが自信を持ってメンタリングを行い、より多くの社員が成長できる環境が整いました。今後もこの手引書を通じてチームを効果的にサポートしながら、新規事業創出につなげていこうと思います。
Solution Point ソリューションポイント
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納得性の高い、
実用的な手引書の制作コンサルタントの知識を一方的に押し付けるのではなく、事務局メンバー一人ひとりの課題や現場の状況を丁寧にヒアリング。これにより、メンバーの声を十分に反映した、業務に直結する実用性の高い手引書を完成させ、高い納得感と共感を得ることができました。
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専門性と豊富な
実績に基づく、質の高い
メンタリングノウハウの提供当社が培ってきた高度な専門知識と豊富なプロジェクト実績を活かし、メンタリングノウハウを惜しみなく提供。これにより、クライアントの期待を大きく上回る、質の高い成果物を実現しました。
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自走化を見据えた、実践的かつ持続可能な支援
完成した手引書を活用することで、メンターが自信を持ってメンタリングを行い、メンティーの成長を効果的に支援できる体制を整備。結果として、組織内にメンタリングノウハウが定着し、より多くの社員が主体的に新規事業創出へ挑戦できる、自律的で持続可能な環境づくりに貢献しました。
弊社の担当者が語るプロジェクト 新規事業開発プログラムの自走化に向け、企画からメンタリングまで一貫した支援体制を作り出す必要がありました。
「新規事業創出プログラム」において、事務局の自走化を目指すという段階でご相談をいただきました。メンタリングが属人的に行われ、ノウハウが体系化されておらず、プログラム全体の推進力が適切に得られないという点が課題となっていました。
そこで、まずは、現場の声を徹底的にヒアリングし、実務に即した支援内容を企画。メンタリング経験の浅いメンバーでも活用できるよう、入門編から上級編までを含む「メンタリング手引書」を制作しました。ここでは、外部コンサルの知識を一方的に押し付けるのではなく、クライアント自身の課題や状況を反映することに注力し、現場で納得感を持って使える内容を目指しました。
プロジェクト進行においては、漠然としたイメージ段階からクライアントの意図を深く汲み取り、具体的な施策へと落とし込むコミュニケーションを重視。単なる助言者という立ち位置ではなく、共に悩み・考えながらプロジェクト全体を円滑に進めることができたと思います。
最終的に、メンタリングノウハウを定着させるための実用的な手引書が完成し、クライアントの期待を上回る成果を創出できたと感じています。今後はこの手引書が、新規事業を継続的に生み出す原動力となり、プログラムが自走的に進化していくことを心から期待しています。
コンサルティングカンパニー
松本 良太(まつもと りょうた)